【もうすぐ発売】みんなのセーターに薄手タイプが新登場!
まだまだ猛暑が続く日々。私たち企画室は8月に入るとソワソワし始めます。というのも海外に発注した秋冬の新商品が遠い海を渡って名古屋港に続々と到着し始めるから。

名古屋港に到着した糸たちは、来る秋冬シーズンに向けて出荷の段取りが組まれます。
手編み業界にとって9月、10月はまさに勝負の月! 船に乗って届いた商品たちはいわば戦友!
いつも商品が入庫すると「長旅ご苦労様です。よくはるばる日本まで来てくれました!」とねぎらいの言葉をかけたくなってしまいます。(何の話?)

そんな秋冬新商品。一番乗りで届いたのがこの「みんなのセーターマルチ」。
「みんなのセーター」と同じように1玉でセーターが編めちゃいます! (発売は8月末ごろを予定しています)
おかげさまで「みんなのセーター」の発売も今年で4年目。(今年も新色を追加して再販予定です)
私もこれまでに3枚ほどみんなのセーターを編んできて、今回初めてみんなのセーターマルチを編んでみました。
そんな両方のセーターを編んだことのある私が2つのセーターの違いをレポートしてみます。
みんなのセーターとの違いは?

みんなのセーターとの違いは以下の5点です。
- 素材はウールではなくアクリルを採用。軽くて薄手に仕上がるので真冬以外も着られます。
- ゆったりとしたシルエットで袖丈も着丈もたっぷりあります。
- ヨークの模様は染色プリントではなく、4本引きそろえの糸を1本ずつ色を変えていくことによって作られる美しいグラデーション。
- 糸が細いので完成させるまでに時間はかかります。
- お求めやすいお値段が魅力の「チャティ」シリーズなので、価格はリーズナブル。低いハードルで始められます。
1つずつ解説しますね。(以降「みんなのセーターマルチ」=「マルチ」)
素材はアクリル100%

みんなのセーターはウール90%、ナイロン10%。対してマルチはアクリル100%。
みんなのセーターを編まれた方はお分かりになると思うのですが、着てみると本当にあたたかいんです!
私も冬になるとみんなのセーターを着るんですが、暖房の効いた部屋で着ていると暑いくらいにあたたかい。
ただ、この暖冬の時代。正直、みんなのセーターを快適に着ることのできる季節はかなり限られてしまいます。
本当に寒い真冬って12月~2月くらいでしょうか?(愛知在住での体感)
対してマルチはアクリル100%で、薄手の仕上がりなので秋~冬を通して着られると思います。
せっかく編んだセーター、出番が少ないよりも多い方がうれしいですよね。
ゆったりシルエットで体のラインを拾わない


みんなのセーターは1玉300g、ギリギリまで使って完成させます。 一方みんなのセーターマルチは300gだと余裕があって糸が余ります。
そのため、全体的なシルエットをかなりゆったりさせてデザインすることができました!
私は身長167㎝なんですが、みんなのセーターだとジャストサイズ。 一方マルチは私でもゆったり着られる安心感があります。
さまざまな身長のスタッフで着比べてみる企画も準備中ですので、そちらも参考にしてみてくださいね。
ヨークはマルチカラーのグラデーション

みんなのセーターはメリヤス編みを編むだけで、まるで編み込み模様のようなプリント柄が浮かび上がってくるのが特徴の糸。
対してマルチはその名の通り4色に組み合わせたマルチカラーがグラデーションになって少しずつ色が変わっていくのが特徴です。
よくあるグラデーションタイプの糸は染色で色の変化を表現しているのですが、このマルチは引きそろえる糸の色を1本ずつ変化させていくことによってグラデーションを生み出しているんです。
画像を使って説明しますね。


ちなみに糸の色を変化させているのは「切って、結んて、つなぐ」という超アナログな方法。
人の手によって1本1本つながれていると思うとこの結び目もありがたく感じられます。

この結び目はプロが結んでいるのでほどける心配はありません。
とても小さい結び目なので編み地にもひびきません!気にせずそのまま編んでくださいね。
糸が細いぶん時間がかかります

みんなのセーターは超極太タイプですが、マルチは極太タイプ。
糸の太さを比べてみるとこんなに違います。

当然、使用する針の太さもこんなに違います。

そのため編む時間はどうしても多くかかってしまいます。
そのぶん、増し目の法則を単純化したり、袖の減目の回数を減らしたらして、より快適に編み進めていただけるように工夫しています。
冬が来るのはまだ先。今から編み始めれば充分間に合いますよ!
価格がリーズナブルだから初めてのセーターにぴったり

・みんなのセーター…¥6,600(税込)
・みんなのセーターマルチ…¥4,378(税込)
※2025年8月時点
みんなのセーターに比べてマルチは¥2,000以上お安くなっているので、初めてのセーターとしてチャレンジしていただくのにハードルは低めです。
また、このタイプのセーターはグルグルと輪に編んでいくので「輪針」という編み針が必要です。編むパーツに合わせてコードの長さを変えるため複数の輪針を用意しなくてはいけません。
その場合、糸代と道具代、トータルで少しでも費用をおさえたいですよね。そんな方にもおすすめです。
結論:マルチも良い!(ただし完成までに時間はかかる)

両方のセーターを編んでいて一番に感じたのは完成までにかかる時間の違い。
私は仕事で編んでいる側面もあるのでとにかく早く完成させたい気持ちが強いです。 そうなってくるとみんなのセーターに比べてマルチは時間がかかるので心して取り組む必要があります。
ただ、ヨークのグラデーションの出方がみんなのセーターとマルチでは全く違うので編んでいる楽しさが違います。
色が切り替わるところで結び目が出てくると「やったー!」とテンションが上がって、小さな喜びと達成感を分かりやすく感じられるのがマルチの良いところ。
「みんなのセーター」「みんなのセーターマルチ」どちらも編み物の醍醐味を感じられるとってもおすすめの商品です。
まだまだ暑い季節が続きますが、早めの冬支度、ぜひ始めてみてください。
発売に合わせて編み方動画と解説ブログも公開しますのでお楽しみに。
イトヘンラボでご購入のお客様に「ひつじ」のアンブレラマーカーをプレゼント♪

itohenlab.jpからご購入のお客様に「ひつじ」のアンブレラマーカーをプレゼント♪
「ひつじ」はミドリノクマさんデザインのイトヘンラボ公式キャラクター。
傘に付けるだけでなくキーホルダーとしも使えます。 私は自宅の机に置いていたら、5歳の息子に秒で奪われました…。 子供の心を一瞬でわしづかみにする可愛さです。
この機会にぜひゲットしてくださいね。 (予定数量に達し次第終了とさせていただきます)

【榊原】
企画全般を担当。編み物に関しては、前職のメーカー勤務時代から数えると15年以上に。読書と映画鑑賞が趣味だったのが、出産後は外遊び好きに転向。大きな木のある公園探しがライフワーク。