2021-10-12

秋口にぴったりのワンピース作ってみました。

はじめまして

こんにちは。スタッフのKと申します。
これから洋服作りのレポートなど、主にItohenlab.の生地の情報のあれこれを発信していきます。

NHKで毎週放送されている「すてきにハンドメイド」をご存知でしょうか?
ハンドメイド好きにはお馴染みの番組ですよね。
木曜の21時~といえば「ソーイング・ビー」を観て、その流れで「すてきにハンドメイド」を観て、
制作意欲爆発!でも時間も時間だしとりあえず寝よう。
までがセットという方も多いはず。
なのでテレビでよく観ているという方はこの番組のテキストをもう持っている方もいるかと思います。
テレビで見てこれ実際作ってみたいなと思ったら是非手元に置くことをおすすめします。
初心者にとっては動画を観て予習をして、実際手元のテキストの説明を読んで作るという過程はとてもわかりやすいと思います。より具体的な完成図が浮かんできます。
このテキストは図入りで事細かく説明してくれていてとても作りやすいです。
紹介されている洋服の形も初心者でも始めやすいようなシンプルなものなので、洋服作ってみたいと思い立った人に是非活用してほしいなと思いました。

ということで毎月この「すてきにハンドメイド」のテキストを使って洋服作りをしていき、こちらで発信していきます。

そして作ってみました

トップスが基本となっていて、そのアレンジとしてワンピースやチュニックの作り方ものっています。
このアレンジ版のワンピースを作りました。
このワンピース、生地によって色々な表情が楽しめるなあと思います。
薄手の綿生地なんかで作ると夏の爽やかなワンピースとなり、今回使用した少し厚手でブラウン系の生地だったら秋口に着られる上品なワンピースにもなります。リネン生地で作ってもとても素敵になりそうです。
カジュアルにスニーカーを合わせてもいいし、ヒールとストールを合わせたらディナーにだって着ていけるくらい高級そうなワンピースにもなります。
丈や袖の長さを変えてみてれば何通りもの形を、この型紙で楽しめるんです。
これは洋服作りの楽しみ方としてはもう皆さんご存知かもしれませんね。

このワンピース作りで少しややこしいかなと思った部分は、
まず襟ぐりのうしろにつくるあきの部分。スナップボタンで留めるので布が重なるようになるのですが、
見返しと身頃の関係性が少し複雑で、テキストをしっかり読んでやっと作りました。
あとはワンピースのスカート部分のギャザー寄せ。
これも経験をつんでいくうちにだんだんコツを掴めるようになります。
ギャザーを均一に整えることがなかなか難しいのですが、縫う時に目打ちなどを使って整えながら進めていくといいと思います。

使った生地

今回このワンピースで使った生地はItohenlab.で販売されているものです。
この生地はイタリア産の高価な生地にヒントを得て尾州で作られたものです。
名タンブラー加工(洗い加工)がしてあり、少し凹凸のあるようなナチュラル感が特徴です。
程よく厚みもあるので秋の気候によく馴染んでくれます。
羽織物やちょっとしたコートなどを作るのにも良さそうです。
今回はブラウンを使ってちょっと大人っぽさを出しましたが、オレンジやブルーだとまた違った雰囲気になりそうですよね。オレンジで子供用のワンピースとかもかわいくなりそう…!

失敗しました…

透ける素材でこのトップス作りをしていて最後気付いたんですが、
透ける素材の場合は見返し付けに注意!です。
テキストのまま調子づいて制作を進めた結果最後の方で気づきました…
テキストの罠じゃないですが、素材によってはテキスト通りではなく、その生地に合わせた布端の処理をしなければなりません。今回のような透ける素材、ましてやストライプともなると絶対に透けてほしくないですよね。ストライプのズレが目立つので。
後ろにあきがあるデザインなので、見返しはついている方がいい。そうすると見返し巾を少し削って少なくする案か、または今回白色の芯地を使ってしまったので、もっと生地の色に近いグレーの芯地を使用する、で少しは改善されるかなと思います。

使用生地はこちら。適度なやわらかさとハリのある、シルク混生地。
ストライプの両端に刺繍のようなナミナミのテクスチャーがあるのがこだわりです。
これにより、ストライプがより立体的に浮かび上がります。透け感をうまく生かせばおしゃれなブラウスやワンピースが作れます。私的にはこのネイビーの深い色合いがなんともおしゃれだなあと感じます。

他に制作した洋服

8月号テキストから他何点か制作しました。
適度な厚みのあるリネン混の大柄なチェック生地です。色合いも明るすぎず渋すぎないので、牧歌的な雰囲気が漂い、さりげないオシャレ感を出すことができました。
10月のまだまだ暑いけどカラッとした涼しい空気感に対応できるアイテムになりそうです!
綿シルクの薄い生地のギンガムチェックのブルーを使用して作りました。型紙なしの長方形だけで作れるロングスカートです。こうやって見るとそんな簡単に作ったようには見えない出来栄えですよね。
ドビー織りという特殊な織り方がなされた生地で、ひらひらと舞うスカートにより動きをつけてくれる粋な柄です。若干透け感があるので、下にペチコートやレギンスを合わせるとグッドです。

使った生地

シンプルワンピースで使った生地は適度な厚みのあるリネン混の生地です。
大きなチェックのそれぞれのマスの混率が変わるように織られています。一枚の生地の中で、手触りや厚みが違っているところが特徴です。
ティアードスカートで使った生地は、この綿シルクの薄い生地です。
ギンガムチェックに、ドビー織り組織を加えることで、千鳥模様に見えるように作られた生地です。
ぱっと見はギンガムチェックですが、ドビー織りの隠し味が効いている粋な柄ですよ。
こちらはシルク混ならではの透け感が美しい、新潟の栃尾産です。
トップスやワンピースなどに使うとかわいくなりそうですね。

最後に

すてきにハンドメイドで紹介されている服を作ってみました企画、いかがだったでしょうか。
こんな感じに毎月、簡単でかつかわいい、年代問わず楽しめるような、おうち時間を楽しく過ごせるような。(色んな要素を詰め込んでいますが)Itohenlab.の生地を使って作る洋服という内容でお送りしていきます。

手作りの洋服を着て出かけるとなんだか特別な感じになります。
誇らしく、一点ものの洋服。季節に合わせてどんどん作りたくなっていきます。
ゆくゆくは自分の体型に合ったデザインを自分で理解して、自分で作る。なんてことになると益々作る楽しみが増えると思います。是非皆様もはじめてみてくださいね!
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