同じ編み図でも、使う糸を変えるだけで作品の雰囲気は大きく変わります。

今回は、人気の「デイジーモチーフバッグ」を
ハグコットン(合太)と、チャティコットン(中細)で編み比べてみました。

「糸を変えるとサイズはどのくらい変わる?」
「編み地の雰囲気はどう変わる?」
「必要な玉数は増える?」

そんな気になるポイントを、実際の作品写真と一緒にご紹介していきます。

2つの作品を並べてみました

同じ編み図でも、サイズ感や雰囲気がかなり変わるのが分かります。

左:ハグコットン
右:チャティコットン

今回はチャティコットン版を、ショルダーバッグとして使えるよう持ち手を長めにアレンジしています。

糸を変えるとモチーフサイズも変わります

まず大きく変わるのが、モチーフ1枚のサイズです。

使用糸モチーフ1枚サイズ
ハグコットン約9cm角
チャティコットン約7.5cm角

わずか1.5cmほどの違いですが、モチーフをつないでバッグにすると全体サイズにかなり差が出ます。

完成サイズの違い

使用糸完成サイズ
ハグコットン幅24cm × 深さ24cm
チャティコットン幅17cm × 深さ17cm

チャティコットン版は、ころんとしたコンパクトサイズに仕上がりました。

小さめバッグとして使いたい方には、こちらのサイズ感もおすすめです。

糸そのものの違い

ハグコットンは、やわらかくナチュラルな風合いが魅力の糸。

少しふんわりとした編み地になり、素朴でやさしい雰囲気に仕上がります。

一方でチャティコットンは、糸自体にしっかり感があるため、編み地がきれいに整いやすいのが特徴です。

そのため、

・バッグ
・ポーチ
・小物雑貨

など、「形をしっかり出したい作品」と特に相性の良い糸です。

実際に編んだ作品はこちら

同じ配色系統でも、編み地の質感が変わるだけで印象がかなり変わります。

チャティコットン版は、よりカッチリ感のあるすっきりした仕上がりになりました。

使用玉数を比較してみました

ベース作品…ハグコットン(30g玉巻)別糸作品…チャティコットン(20g玉巻)
No.8(きみどり)…3玉(78g)No.2(ミルクティー)…5玉(98g)
No.1(生成り)…1玉(26g)No.1(マシュマロ)…2玉(28g)
No.6(マスタード)…1玉(6g)No.5(カスタード)…1玉(6g)

チャティコットンはハグコットンよりも糸が細いため、「使用する玉数も少なくなりそう」と思われるかもしれません。

ですが実際には、玉数はそこまで大きく変わっていません。

これは、チャティコットンは1玉あたりのg数が少ないためです。

編み物では、糸の太さだけでなく、
・1玉の重さ(g数)
・糸の長さ(m数)
も合わせて見ることが大切です。

今回はショルダーバッグ仕様にアレンジしました

今回のチャティコットン版は、持ち手を長くしてショルダーバッグとして使える仕様にしています。

そのため、ベースカラーの使用量が少し増えています。

ショルダー持ち手アレンジ

持ち手のアレンジは以下のデージーモチーフバッグの編み図と合わせて、上記の目数段数をご参照ください。

肩掛けできるサイズ感になるので、普段使いしやすいアレンジになりました。

糸を変えると作品の楽しみ方が広がります

同じ編み図でも、

・サイズ感
・編み地
・使いやすさ
・作品の雰囲気

が大きく変わるのが、糸替えの面白さです。

「この作品をもう少し小さくしたい」
「もっとしっかりしたバッグにしたい」

そんな時は、ぜひ糸選びから楽しんでみてくださいね。

糸が変わるだけで、同じ編み図でもまったく違う作品のように仕上がりますよ。

榊原さん

【榊原】
企画全般を担当。編み物に関しては、前職のメーカー勤務時代から数えると15年以上に。最近は社会人になって読まなくなってしまった読書欲が再燃しています。