【みんなのセーター】袖下の穴を小さくする裏技をご紹介!!
みんなのセーターを販売し始めて、今年で3年目。
おかげさまでたくさんの方にセーターを編んでいただけて大変うれしく思っております!!
編み方動画をご覧になって編んでいただいている方が多いので、編み方技法のお問合せはほぼないのですが、今までに何回かいただいた質問が「袖下に穴が開いてしまいました。どうやったら穴が開かないように編めますか?」という内容。
確かに「【みんなのセーター】丸ヨークセーターの編み方総集編」で一番再生されている部分が「袖の編み始め=袖下」を解説しているところ。丸ヨークセーターを「輪」でグルグルと編むのはすごく簡単なんですが、唯一難しいといえるのが袖の拾い方。何も考えずに拾ってしまうと袖下に大きい穴が開いてしまうので、動画の通りに目を拾っていただくと穴が小さくなるようになっています。
ただ、それでも穴が開いてしまうのは事実です。
どこまでの大きさの穴だったら良しとするのか、許容範囲は人それぞれですが、それでも一生懸命に編んだセーターが完成すると、袖下の穴が気になってきますよね…。
そんな方におすすめなのが、編み地の裏側で縫って縮める方法です。
「えっそんな方法?!」と思われるかもしれませんが意外と使える方法なんです。
袖下の穴を小さくする方法
ここまで読んでいただいた方、あっと驚くような方法でなくてごめんなさい…。
むしろあまり推奨されていないように感じる方法ですよね。
でも、編んでいるときにいくら目が伸びないように気を付けたとしても、ある程度は伸びてしまうんです。それだったらそこで悩むよりも後から縫ってしまう方がよっぽど楽で効果的です。
気を付けていただきたいポイントは3つ。
1.袖を編み始める時に新しく付ける糸の糸端を長めにとる=この糸端を使って縫い縮めると楽!
2.編み地の糸を割りながらすくう
3.やり過ぎない
1.に関してはすでに編み終わってしまっている方はもうできないのですが、まだ編んでいない方はぜひ実践してみてください。この糸端を使って穴を縫い縮めれば手軽さがグッと高まります。(すでに編んでしまっている方は新しく糸を付けてくださいね。)
2.は目を割ってすくうと、表側に糸が渡るのが防げるので、ぜひ糸を割りながらすくうようにしてください。
3.に関しては、やり始めると小さい穴でも気になってしまい、どんどんと縫い縮めてしまうので、どうしても気になる部分だけにとどめておくのがおすすめです。
実際の作業の様子は動画で公開していますので、ぜひご覧ください!
最後に
袖下の穴はどんなに上手に編んだとしても多少は開いてしまうものです。
その穴から、糸がほどけてくるようでしたら問題ですが、普通に着用してみてそこまで目立たないようでしたら、あまり気になさらないでくださいね。
今回の裏技も完璧を目指さずに「多少良くなったかなー?」くらいの気持ちで試してみてください。
【榊原】
企画全般を担当。編み物に関しては、前職のメーカー勤務時代から数えると15年以上に。読書と映画鑑賞が趣味だったのが、出産後は外遊び好きに転向。大きな木のある公園探しがライフワーク。