
一枚のデザインから、いろいろな手づくりへ広がっていったものづくりの記録
こんにちは、イトヘンラボです。
今回は、少し特別なシリーズをご紹介します。
「赤ずきんちゃん」をテーマに、プリント生地、ワッペン、刺し子、あみぐるみ、缶など、さまざまな手づくりアイテムを作りました。
それぞれジャンルは違いますが、一枚のデザインから少しずつ広がっていった、小さな世界です。

はじまりは、一枚のプリント生地でした

この赤ずきんちゃん柄は、もともとプリント生地シリーズ「HIRVI」のデザイン候補のひとつでした。
HIRVIは「北欧の森」をテーマにしたシリーズ。
その中で生まれたデザインを見たとき、「この生地かわいい!」という声がきっかけとなり、この柄を採用することになりました。
あえてローン生地を選びました

生地を作るとき、一番悩んだのは素材です。
バッグやポーチなどの小物づくりならシーチングという選択肢もありましたが、
「この柄でスカートを作ったらかわいいかもしれない。」
そんな思いから、今回はあえてローン生地を選びました。
少しコストは上がりますが、その分、ブラウスやスカートなどのウェアにも仕立てやすい、軽やかな生地になっています。
童話のイラストというと小物のイメージがありますが、大人の方にも普段着として楽しんでいただけたら嬉しいです。
世界観をそろえる工夫

プリント生地から始まった赤ずきんちゃんの世界。
ワッペンや刺し子も、生地と並べたときに自然に見えるよう色合いをそろえました。
刺し子のベース生地やワッペンの台紙には、生地に合わせてネイビーを採用しています。
ジャンルは違っても、並べるとひとつのシリーズに見えるよう、細かな部分まで統一感を大切にしました。

イラストから生まれた、あみぐるみ

赤ずきんちゃんとオオカミのあみぐるみは、おなじみミドリノクマさんにデザインしていただきました。
プリント生地のイラストをもとに、指人形として遊べるかわいらしいあみぐるみをご提案いただきました。
小さな赤ずきんちゃんとオオカミが並ぶ姿は、思わず飾りたくなるかわいさです。
編み図はブログで無料公開予定ですので、ぜひ編んで楽しんでみてください。


赤ずきんちゃんの世界を詰め込んだ、日本製の缶

シリーズの中でも、ぜひご紹介したいのがこの缶です。
実はこの缶、以前イトヘンラボで製作したオリジナル手芸箱と同じ工場で作っていただきました。
手芸箱は職人さんが一つひとつ手仕事で仕上げる缶ですが、こちらは機械で成形した缶に、塗装とシルクスクリーンプリントを施したもの。
とはいえ、大量生産のラインではなく、昔ながらの製法で、一つひとつ丁寧に加工・塗装・プリントされています。
手づくりならではの温かみが感じられる、日本製の缶です。
かぎ針やとじ針、小さな針山などを入れるのにもちょうど良いサイズなので、ぜひ手づくりのお供にお使いください。

最後に

こうして振り返ってみると、このシリーズは一枚のプリント生地から始まり、少しずつ形を変えながら広がっていった企画でした。
生地を選び、色をそろえ、あみぐるみになり、日本の工場で缶が作られる。
それぞれの工程でたくさんの方に力をお借りしながら、一つひとつ形になっていきました。
完成したアイテムを並べてみると、違うジャンルの手芸でありながら、同じ「赤ずきんちゃん」の世界を楽しめるシリーズになったのではないかと思います。
ぜひ、お気に入りのアイテムと一緒に、赤ずきんちゃんの世界を楽しんでいただけたら嬉しいです。

【榊原】
企画全般を担当。編み物に関しては、前職のメーカー勤務時代から数えると15年以上に。最近は社会人になって読まなくなってしまった読書欲が再燃しています。



