2024-03-22

たくさんモチーフを編む時、飽きないためのちょっとしたアイディア

たくさんの色を使ったカラフルなモチーフつなぎ、憧れますよね…。
私も高校生のときに初めて買った編み物の本は確かモチーフつなぎの本だったような記憶があります。
(遠い昔すぎてうろ覚え…)

「モチーフつなぎ」という編み方は、手編みならではの技法です。
大きなベッドカバーやブランケットなど、編み物をされる方なら一度はチャレンジしてみたいと思うのではないでしょうか?

かくいう私もモチーフは大好きですが、いざ編むとなると「糸始末が面倒なんだよな…」と尻込みしてしまうのが正直なところ。

ある日、そんな私のデスクの隣でせっせとモチーフを編むスタッフの鈴木。
そのときには確か「あみものブック」に掲載するベビーベストを編んでいたのですが…
手元をよく見てみると…同じ段まで編んだモチーフがズラリきれいに並んでいます。

私:「あれ、鈴木さんてモチーフつなぎ編むとき1枚ずつ完成させるんじゃなくて、必要枚数ぶんを同じ段で一気に編んでいくんですか?」
(後ほどどういうことか写真で説明します)

鈴木:「そうですよ、その方が早く編み上がる気がするし、飽きないんですよね。」

なななんと!今まで15年近く編み物の仕事をしてきましたが、そのようなモチーフの編み進め方をしたことのなかった私。
もうご存知の方も多いかもしれませんが、私は目からウロコでしたので、ここでシェアさせてください。

こんな風に編み進めます

ちょうど「あみものブック#15」に掲載するモチーフつなぎプルオーバーを編むミッションがありました。
その時にこの編み方をしてみたらスイスイはかどったので画像で説明しますね。

1段め

1段目を編んだところです。
A配色を12枚(上の白モチーフ)、B配色を12枚(下の黒モチーフ)編んで交互につなげるというミッションでした。

2段め

2段目を編んだところです。
おすすめは段数が増えるタイミングでその都度糸始末をすることです。
その方が後から一気に糸始末をするよりも楽しく作業ができる気がします。

3段め

3段目を編んだところです。
丸い形から四角い形になってテンションが上がります!

4段め

今回のモチーフは、最終段の4段めで隣のモチーフと編みつなぎながら編みます。
ここからさらにモチーフを何枚か追加、地模様も追加してプルオーバーに完成させていく予定です。

あみものブック#15は4月中に発売予定!
今から着られるコットンのウェアアイテムを中心に掲載しています。

いかがだったでしょうか?
私のように、このようなモチーフの編み進め方をご存知なかった方の参考になれば幸いです。
時には苦行となり得る、モチーフつなぎの糸始末…少しでも楽しく編めますように!

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