【初心者でも安心】「みんなのセーター」で作る丸ヨークセーターの編み方完全ガイド
こんにちは!
イトヘンラボの榊原です。
突然ですが、セーターって編んだことありますか?
編み物を日常的にされている方でも、着るものを作ったことがある方は少ないのではないでしょうか。
とくに「袖付け」をしなければいけないセーターはハードルが高い!
と思われる方がほとんどだと思います。
そんな方にぜひ手に取っていただきたいのが「みんなのセーター」という商品。
この糸は1玉300g巻で、素敵な「編み込み風丸ヨークセーター」が編めちゃうんです。
今回は、このかんたん丸ヨークセーターの編み方を徹底解説していきます。
目次
・この糸の特徴
・編み図について
・ご注意
・必要な道具
・使用する技法
・編み方動画のご紹介
・編み方解説1/衿ぐり~ヨーク部分を編む
・編み方解説2/身頃を編む(袖は別糸にとって休ませる)
・編み方解説3/袖を編む
それでは順に解説していきます!
この糸の特徴
ざっと簡単にご紹介。
もともとはLAINE du NORDというイタリアの糸メーカーが生産していたFashion Jaquardという商品。
昨年までは欧米向けに販売されていたそうで、めちゃくちゃ人気だったそうです。
これを日本向けに販売したのが「みんなのセーター」。
編み物初心者さんから、上級者さんまで、「みんな」に編んでほしい!という思いからこの名前を付けました。
特徴は以下3つ。
・1玉300gでセーターが1着編める=軽い!
・メリヤス編みを編むだけで、まるで編み込み模様みたいになる。
・「輪針」を使って、「とじ・はぎ」しなくても簡単にセーターが出来上がる。
品質は以下。
色は全部で4色です。
ご購入はこちらから。
※イトヘンラボからご購入のお客様に段目リングのプレゼントキャンペーン実施中!
ご好評につきプレゼントは終了いたしました。
ヨーク部分の色目についてご注意
ラベルにも記載していますが
ヨーク部分の色目はイタリアの職人の手によって染められています。
そのため一つとして同じ色目の商品はありません。※ベースの色は共通です。
下記の写真は3つとも同じNo.1ですが、ヨークの色の出方が違うのがお分かりになると思います。
この世に一つだけの自分だけのセーター。
どんな色目の模様が出てくるか、ワクワクしながら編んでみてください。
※ヨークの色目を理由に、ご購入いただいた商品の返品交換は承っておりません。
ご理解いただけますようお願い申し上げます。
編み図について
セーターの編み方はラベルの裏面に記載しています。
以下、裏面にも記載されている内容です。
“このセーターは、イタリアでデザインし、編まれた英文レシピを元に作っています。
オリジナルの作りやすさをお客様にお伝えするため、日本式の「編み図」はご用意しておりません。”
海外の編み物にくわしい方はご存知だと思いますが、海外では、日本のように「図」や「記号」で編み図を書きません。
すべて文章で書かれています。(かぎ針の場合は図解されているものもありますが)
「表編みを〇〇目、裏編みを〇〇目、を○〇回くり返す」
みたいな感じです。
日本の編み図で慣れていると、「えっ!こんな文章だけで編めるの?」とびっくりされるかもしれませんが、問題なく編めます。
むしろ、今回のような「輪」で編むセーターの場合は文章のほうが分かりやすかったりします。
ということで、今回の丸ヨークセーターも、基本は文章を追いながら編み進めていきます。
分かりづらい方は、ぜひ動画を見ながら挑戦してみてくださいね。
ご注意
このセーターは、1玉で1枚のセーターが編めるように作られています。
そのため、不足分を少量買い足していただくことができません。
(300g単位でのご購入となります)
編んでいる途中で、重さと寸法をこまめに計っていただくことをオススメしております。
以下の図と表をご参照ください。
重さはあくまで目安なので、合計の重さに対しての各パーツの割合を意識するようにしてください。
・ヨーク…33%
・身頃…42%
・両袖…25%
(全体の重さに対する割合)
必要な道具
編み針
推奨編み針は以下になります。
写真左から
・5本針25cm<15号>…ゴム編み部分
・輪針40cm<8mm>…袖用
・輪針60cm<8mm>…身頃用
もし、5本針で編むのが難しい場合は、すべて輪針でご用意ください。
※すべて輪針で編んだほうが、編みやすいし、きれいに仕上がります。
ただ、5本針を使う際のポイントやコツも動画内で解説していますので、ご安心ください。
しかし、すべて輪針にすると、全部で4種類の針が必要になってしまいます。
道具代をなるべく抑えたい方は上記の推奨編み針3種をご用意ください。
費用よりも、編みやすさを重視される方は、以下4種類の針をご用意ください。
・輪針60cm<8mm>…身頃用
・輪針40cm<8mm>…袖用
・輪針60cm<15号>…身頃のゴム編み部分
・輪針40cm<15号>…袖のゴム編み部分
今後、セーターなど大きな面積の編み物にチャレンジされる予定のある方は、
輪針セットという便利な商品もあるので、これを機にご購入を検討されるのも良いかもしれません。
それと、袖下の別糸鎖を作るのに使用するため、かぎ針が必要です。
この別糸鎖は後からほどくので、絶対にこの号数でなければいけないということはありません。
お手持ちの8/0~10/0号程度の針で大丈夫です。
もしお持ちでない場合は百均のものでも問題ないかと思います。
その他の便利グッズ
輪で編む場合、段目リングというアイテムが必須となります。
これを付けておくことで、編み始めや、模様編みを入れる場所を間違える心配がありません。
今回のセーターに限らず、どんな編み物でも活躍するアイテムです。
↓解説動画の中でも使用しています。
各社かわいいデザインのものが出ているので、チェックしてみてください。
ちなみに数量限定で、こちらから糸をお買い上げの方に「イトヘンラボオリジナル段目リング」をプレゼント中です♪ご好評につきプレゼントは終了いたしました。
目数段数表
もう1つ、あると便利なのが「目数段数表」です。
今回のようにメリヤス編みベースでグルグルと輪に編む作品には特に重宝するアイテムです。
「今、何段目を編んでいるのか」「どこで増し目するのか」などを、その都度数える手間が省けます。
以下からPDFデータでダウンロードできます。
解説動画の中で使用していますので、参考にしてみてください。
使用する技法
使用する技法は以下の5つ。
作り目
表目
裏目
伏せ止め(表目)
伏せ止め(裏目)
鎖編み(かぎ針)
たったこれだけの技法で、こんなに可愛いセーターが編めちゃうのには驚きです。
編み方動画のご紹介
動画で編み方の全工程を解説しています。
※これからご紹介するそれぞれのパーツの編み方動画と同じ内容です。
※概要欄の目次から、各項目にスキップできます。
編み方解説1/衿ぐり~ヨーク部分を編む
それでは実際編んでいきましょう!
詳しい編み方は動画で解説しています。
下記の動画をご覧ください。
まずは、この部分をネックから編んでいきます。
編み方解説2/身頃を編む(袖は別糸にとって休ませる)
身頃とは、この部分です。
編み方解説3/袖を編む
ヨークから目を拾って編んでいきます。
この部分になります。
今回のようなトップから輪で編むセーターの場合、この袖の拾い目部分を難しいと感じる方が多いのではないでしょうか?
上記の写真のように、動画で分かりやすく解説しているのであせらずゆっくりと編んでくださいね。
最後に
以上、いかがだったでしょうか?
ご質問ありましたら、Youtubeのコメント欄かインスタグラムにコメントしていただけると、他のお客様とも共有できますので非常に助かります。
少しでも多くの方が、セーターを完成できることを願っております!!
セーター以外に作れる作品
「みんなのセーター」では、今回ご紹介した丸ヨークセーター以外に、「ロングベスト」と「ポンチョ」も作ることができます。
編み図は追ってご案内しますのでお楽しみに。