HIRVIだより⑤巾着バッグ
itohenlab.では編み物に関する商品やコンテンツを中心に発信をしていましたが、縫い物に関することもお届けしたい!ということで立ち上げた「HIRVI」というブランド。
刺繍生地、ケミカルレース、ワッペン、刺し子などの商品をラインナップしています。
ブランドコンセプト
「HIRVI」というのはフィンランド語で森の王様「ヘラジカ」の意味。
フィンランドの深く静かな森にはさまざまな動物や植物が息づいています。
そんな生き物が暮らしている様子を小さなストーリーを紡ぎながら描いたテキスタイル。いつもの手づくりに、北欧の森の物語を添えてお届けします。
こんなコンセプトで2024年の春にデビューしました。
HIRVIだより
このHIRVIの商品を使って楽しむ手芸をお伝えする「HIRVIだより」。
これからも連載予定なので楽しみにしていてくださいね。
過去のHIRVIだよりはこちらから↓↓↓
HIRVIだより①ペーパーヤーンで編んだバッグとプリント生地
HIRVIだより②プリント生地で作るルームウェア
HIRVIだより③刺繍生地50cmでできるクッションカバーとトートバッグ
HIRVIだより④編み針ケースキット
さて、今回ご紹介するのはペーパーヤーンで編んだカゴ風の編み地と、刺繍生地を組み合わせた巾着バッグです!
オールシーズン活躍するペーパーヤーン
主に春夏シーズンの素材としてご紹介することが多いペーパーヤーン。
ブラックやブラウンなど、濃色もご用意していますので、年間を通してご使用いただけます。
こんな風にファーヤーンと組み合わせれば、冬のバッグとしても使えます。
今回はこのペーパーヤーンで編んだ底に、HIRVIの刺繍生地を縫い付けて巾着バッグにしてみました。
まず組み合わせたのは、刺繍生地の「咲くさく」とペーパーヤーンのNo.15ブラウンです。
落ち着いた色味なので、これからのシーズンにぴったり!
シンプルなワンピースに合わせるとコーデのポイントになります。
2パターン目の組み合わせは、刺繍生地の「小鳥のポルカ」とペーパーヤーンのNo.2エクルベージュです。
HIRVIの刺繍生地は贅沢に刺繍を施しているので、小さい面積でも存在感があって素敵なバッグに仕上がります。
こちらの組み合わせはオールシーズン使えそうなナチュラルな雰囲気に仕上がりました!
紐の長さは長めにしているので、こんな感じに肩からかけて使うこともできます。
和服にもおすすめ!
季節は変わってしまいましたが、浴衣に合わせても素敵です。
また来年の夏に合わせて、浴衣&バッグ特集もしてみたいと思っています。
縫い物と編み物の融合って難しくない?
一般的に手芸業界では「編み物をする人は縫い物はしない」「縫い物をする人は編み物はしない」ということはよく言われるのですが、確かにその通りで、私も編み物はするけれど、縫い物には少し苦手意識がありました…。
でも、このHIRVIというブランドを始めたことで、縫い物をする機会が増えて、苦手意識がやわらぎました。重い腰を上げてミシンを引っ張り出し、縫い始めてみると…意外といける!縫い目はそんなに真っ直ぐじゃないけど、編み物と違ってどんどんと形になっていくのが楽しい!そんな風に思えるようになりました。
「Itohenlab.」というショップ名には、「イトヘンの素材や技法(毛糸、生地、縫い物、編み物など)を使って、実験室=ラボのように、手芸を楽しむ場所になりますように!」という思いがこめられています。
この「編み物」と「縫い物」を組み合わせてバッグを作ってみる、という企画はイトヘンラボのコンセプトにもぴったりです。
「手芸」というのは手作りを楽しむもので、正解はありません!!
出来上がったものが上手でも下手でも、どんなプロセスだろうと、何でもOKです。
そんな果てしなく懐が大きいのが手芸の魅力。
これからも、みなさまと一緒に手芸を楽しんでいけたら幸いです。